キャリアカウンセリングの様々な現場で
活躍される方々によるリレーコラム。

「職業安定広報」2007年7月号より

女性と仕事の未来館
キャリアカウンセラー
岩舩展子

 

健康で働く

 すべての出発点は健康にあり。大げさに聞こえるかも知れませんが、身体だけでなく心の健康も含めて、健康であるから仕事ができるのです。“心身ともに健康であること”これがキャリア開発の礎ともいえます。近年、目に見えない心の健康が注目されるようになりました。私たちを取り巻く労働・生活・地域等の環境は、こころの健康を損なう条件が整い過ぎているようで、筆頭がさまざまなストレスです。避けようとしても、避けられないものもありますから、自分のストレスを把握し、ストレスに対処することは自分で考えざるを得ません。

ライフスパンでキャリア開発

 女性のキャリア相談の中に多くあるのが、「35歳を過ぎると、派遣等の求人がなくなるから、その前に正社員になりたい」というのがあります。本当なのでしょうか?
 本当だったら許しがたいと思い、いくつかの人材派遣会社の人事の方等に聞いてみました。まあ、型通りの回答と言えないこともありませんが、一様に「その人次第」という答えでした。実際に、35歳を過ぎていても、「要求しないのに、時給400円上げてもらえた」という方もいました。
 また、「35歳を過ぎると……」の問題には、結婚や出産への悩みも含まれています。
 働く社会では、男も女もありませんが、身体の機能には男女の違いがあります。一番の違いは、妊娠、出産です。結婚をする、しない、子供を持つ、持たない人生、それぞれの選択です。その選択に合わせて仕事の仕方・生き方を見つけていくことです。

ワーク・ライフ・バランスと働き方

 東京労働局労働基準部労働時間課を事務局とする「東京仕事と生活の調和推進会議」では、“仕事も生活も大切に、充実した人生を!”と呼びかけています。



 時間には限りがあります。“しっかり働き、しっかり休む”。仕事から離れる時間は、次の仕事への充電時間です。いい仕事をするために、しっかり休むことです。
 ある時は仕事優先の時期、ある時は家族優先、仕事と個人生活のバランスをとることを考えましょう。“自分の人生の主人公は自分”です。

 
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