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コミュニケーション力
人間関係づくりに不可欠な能力

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著者名:
渡邊 忠・渡辺三枝子 著
判・ページ数:
A5判・216ページ
ISBN:
978-4-87563-259-7
発行年月日:
2011年11月 初版発行

[210185]
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「コミュニケーション」の心理学的原理と「こんな場面でどうしたらよいか」の対応原則を明らかにする。
今、なぜコミュニケーションをめぐる問題が起きているのか。
変化する現代社会の中で求められるコミュニケーション力とは何か。
そして、日常のこんな場面でどうしたらよいのか。
心理学理論をベースに対人関係と心のメカニズムを解き明かし、原理に基づいた対応原則を提示する、理論と実践の書。
『コミュニケーション読本』(2000)を大幅改訂、改題。

目次
第1章 今なぜ「コミュニケーション力」なのか
 1 コミュニケーションに何が起きているのか
  (1)企業や公的機関で
  (2)教育・医療・福祉の現場で
  (3)地域・家庭で
 2 背景には何が
  (1)社会経済的な効率至上主義
  (2)過剰な情報の処理
  (3)権威的価値の相対化、多様化
  (4)「ヤマアラシ・ジレンマ」症候群の増加
 3 何が問題か
  (1)コミュニケーションの効果性の低下
  (2)精神的ストレスの増加
 4 何が必要か
第2章 そもそもコミュニケーションとは?
 1 コミュニケーションは心の世界の共有と影響関係の過程
  (1)コミュニケーションを定義すると
  (2)コミュニケーション定義の6つのポイント
 2 コミュニケーションのらせん状プロセス・モデル
  (1)基本的構成要素のプロセス
  (2)「送り手」内のメカニズム
  (3)「受け手」内のメカニズム
  (4)らせん状のフィードバック・プロセス
第3章 コミュニケーション力のポイントは?
 1 「送り手」のとき気を付けること
  (1)自分の心の内面世界の意識化を
  (2)「記号化」と「メッセージ」構成を適切に
  (3)「メッセージ」内容に応じた適切な「表現手段」の選択
 2  「受け手」が気を付けること
  (1)受信の「チャンネル」の不具合
  (2)「解読」の段階での不具合
第4章 コミュニケーション力向上の基本は?
 1 コミュニケーションは努力して身に付けるもの
 2 自分の言いたいことを相手にわかるように伝えるには
  (1)うまくいかない自己表現のタイプ
  (2)うまくいく自己表現のタイプ
  (3)アサーティブな言い方の練習
 3 相手の言わんとすることを正確に受け取るには?
  (1)「聴く力」の大切さ
  (2)聴く力とは
  (3)カウンセラーの態度・技法の応用
  (4)聴き上手は話し上手
  (5)「聴くこと」の効用
  (6)「聴き方」の練習
第5章 コミュニケーションするのは何のため?
 1 自分の要求や期待を成就する
  (1)指示・命令のコミュニケーション
  (2)説得のコミュニケーション
  (3)協議・交渉のコミュニケーション
  (4)相談のコミュニケーション
 2 相手との関係をつくり維持するため
  (1)人間が関係を必要としてきた経緯
  (2)対人関係の基礎にある感情の構造
  (3)「好意」感情の発生条件
  (4)対人関係の発展段階
  (5)対人関係の発展の原動力
  (6)対人関係の崩壊
 3 自分づくりのため
第6章 コミュニケーション力を活かす場面
 1 職場で
  (1)関係づくりの難しい人とのコミュニケーション
  (2)リーダーシップとコミュニケーション
  (3)チームワークとコミュニケーション
 2 様々な相談機関で
  (1)公的機関で働く人々が直面する困難
  (2)公的機関の目的の達成とコミュニケーション力
  (3)利用者とのコミュニケーションの鍵
  (4)特別の支援を必要とする人とのコミュニケーション
  (5)他の機関とのコミュニケーション
  (6)指導場面でのコミュニケーション
 3 メンタルヘルス支援において
  (1)メンタルヘルスとは
  (2)ストレスとメンタルヘルス
  (3)ストレスへの対処としてのコミュニケーション