就職に向けての準備度を把握し、必要な行動を促す就職活動サポートツール
RCC就職レディネス・チェック
Readiness Check for Career planning
学生が自分の就職活動への取り組み状況(準備度)を客観的に点検し、準備が進んでいることやまだ取り組めていない課題を明確にします。それらを明確にすることで、就活への漠然とした不安をやわらげ、就活へのモチベーションをアップさせ、就職に向けての必要な行動を促します。2回の実施が可能で、1回目の実施から2回目までの成長・変化を確認できます。
就職ガイダンスやキャリア教育の授業の中でご活用いただけます。
種類 | 就職準備度チェックリスト |
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目的 | 就職活動へのモチベーションをアップさせる 就活への漠然とした不安を払拭し、就活に必要な行動を促す 「就職」や「キャリア形成」について考えるため 自分では気づかない「思い込み」に気づくため |
販売対象 | 主に大学・短大・専門学校、職業相談機関 |
実施対象 | 主に、これから就職活動を始める学生 (大学3年生、短大1年生、専門学校生、大学院1年生等) |
場面 | 就職ガイダンス、インターンシップ授業、キャリア教育の授業、個別面談時 |
形式 | ペーパー版/Web版 |
所要時間 | 目安 約30分(解説を加えるなど、プログラムによって延長も可能です) |
- 1) 基本的に学校等教育機関、職業訓練・就業支援機関等への販売となります。個人の方への販売は行っておりません。
- 2) アセスメント・ツールの購入には会員登録が必要です。ご希望商品の「カートに入れる」ボタンをクリック後に表示される画面より、新規会員登録あるいはログインしてください。
※ 基本的に学校等教育機関、職業訓練・就業支援機関等への販売となります。個人の方への販売は行っておりません。
- RCC-Web版は納品希望日の5営業日前までにお申し込みください。
- 実施日までに学生用ID・パスワードを配付してください。
- スマートフォン対応
実施の流れ
- 60の質問に「はい」と「いいえ」で回答します。
[ペーパー版] 採点用紙にて自己採点
[Web版] 結果が即表示 - 就職の実現のために大切な5つのポイントごとに得点化。
どのポイントが高いか、また低いかなどを点検し、自分の準備状況をチェックします。
ポイントごとに期待されるレベル(基準点)が設定されており、1回目より2回目が高くなっています。
5つのポイントは、相互に影響し合いながら、高められていきます。 - チェックリスト各項目の解説を読むことで理解を深められるようになっています。
- チェックリストの結果を振り返り、就活での次の活動目標を立てさせます。
5つのポイント
ポイント | 内容 |
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A 就職意欲度 | 就活に積極的に取り組もうとしているか。働くことに対する意欲が高まっているか。 |
B キャリアプラン設計度 | 自分が持っているさまざまな資源(興味、能力、知識、体力など)を客観的に評価し、「就職」の目標を具体的に描いているか。将来を見据えたキャリアプランを設計することに前向きか。 |
C 環境理解度 | 社会人として働き、生きていく環境(職業、業種、企業、労働環境など)について積極的に情報を収集しているか。収集する情報の内容と方法に多様性があるか。 |
D 就職活動理解度 | 就職活動の目的や方法について、適切な知識や情報を持っているか。周囲や情報に流されることなく就活への現実的な取り組みができているか。 |
E 思い込みからの自由度 | それが当然だと思い込まずに、物事の意味を自分で考えているか。就活への取り組みが柔軟にできているか。 |
- 開発者から
筑波大学 名誉教授 渡辺三枝子
「RCC就職レディネス・チェック」活用の今日的意義を考える(875KB) (『職業研究』2017 No.2「巻頭言」)
活用について
指導者・就職支援者(大学側)の活用
指導者・就職支援者は、チェックリストの結果から学生の傾向を把握し、ガイダンスのプログラム企画等の参考資料として活用できます。
個別面談等の資料としても役立ちます。
[ペーパー版]
回答用紙を回収し、個人の結果を把握できます。
[Web版]
管理者用画面にて、リアルタイムに個人結果、集団の集計結果データが得られます。
集団の集計結果データ: | 5つのポイントと全設問ごとに全体、性別、学部別、年次別の平均が示され、それぞれの傾向が把握できます。 |
個人の結果データ: | CSV形式で保存できますので、加工が自在で、現状の課題の把握や対策の検討に便利です。 学生と大学側で結果をWeb上で共有できるので、オンラインでの個別面談等の資料としても役立ちます。 |
なかなかガイダンスに出てこない学生にも、意識喚起のきっかけとして実施を呼びかけ、結果を把握することで情報収集の手段とすることができます。
活用場面・活用方法
就職ガイダンスでの集団実施
就職ガイダンスのキックオフ時に実施し、さらに就活が本格化しガイダンスのプログラムが終了する頃に2回目を実施すると、変化(成長)を確認することができます。
個別面談時のサポートツールとして
面談開始時に活用すれば、学生の就活の準備状況を短時間に把握したうえで面談に入ることができます。
グループワークのツールとして
学生同士が自分の結果をお互いに見せながら話し合うことで、理解が深まり、視野も広がります。
インターンシップの効果測定に
インターンシップへの参加の前と後に実施すれば、実際の職場を体験したことによって就職のモチベーションや職業への意識などがどう変化したかをアセスメントすることができます。
キャリア教育の一環として
就職支援時だけではなく、大学1・2年生に実施することも可能です。期待値(基準点)にはとらわれず、就活時には社会からどのようなことが求められているかを早く知ることで、その後の大学生活の過ごし方を考える材料になります。
保護者会等での資料として
保護者の方がお読みになると、「就活」の全体像について体系的に理解していただけます。実施した結果を基に、親子で話し合いの時間を持てば、大変有意義です。
活用事例
- 少人数制の講座での実施、就職ガイダンスでの集団実施、個別面談時での活用事例
成城大学事例 - 学内講座におけるRCC-Web版の活用事例
学内講座におけるRCC就職レディネス・チェック(Web版)活用事例(1.7MB)(『職業研究』2022 NO.1、pp.8~9) - キャリアデザイン授業での実施
関東職業能力開発大学校・浜松学院大学事例(1.2MB)(『職業研究』2017 No.2、pp.4~5) - 個別面談の実施事例
大学キャリアセンターにおける実施事例(1.4MB)(『職業研究』2017 No.2、pp.6~7) - インターンシップ科目におけるRCCの実施事例
専修大学事例(771KB)(『職業研究』2012 秋季号、pp.10~11) - 『職業研究』誌 「大学におけるキャリア支援」RCCに関する記事一覧
学生の声
開発に際して実験に協力いただいた学生の感想です。
- 自分の立ち位置が明確になったので、よかったと思う。課題も見つかり、今後自分がどう成長すべきかが把握できてよかった。
- あらためて自分の弱点や足りないところを理解できたのでよかったです。もっと就活に向けて頑張らなければいけないと感じました。
- 根本的に足りなかったことがキャリアプランの設計だとわかりました。自分がどのような社会人になりたいのか、本当に自分が専攻している分野に関する仕事につきたいのかなど真剣に考えるきっかけとなりました。
- 項目で、「そうか」と思ったことが意外とありました。こういう考え方や行為を新たに発見できたのでよかったです。
- 60 問の質問に答えながら、自分が今まで考えてこなかったような質問があり、これから考えていきたいことを発見できました。
- 意欲の低さからあまり積極的に活動していなかったが、具体的に何が足りないか、何が必要か多少なりとも可視化できてよかった。
- 就職に対する取り組み方や身のふり方をよく考察しようと考えさせられた時間になりました。
- 自分が思っているよりも意欲が高かったので、この意欲を行動につなげていきたいです。就活を始めるいい機会になりました。
- 現段階では頭でわかっていても、具体的に行動に移すような積極性が自分にはないと感じました。また、就職活動自体への理解がまだまだの部分もあるので、そこから始めないと活動がうまく進まないと思いました。まず取り組むべき課題が見つけられてよかったです。
ペーパー版とWeb版
ペーパー版
Web版
Web版には、学生用画面と管理者(学校)用画面があります。
- 対象人数分のIDとパスワード(学生用)と、管理者用のIDとパスワードを発行します。
- チェックリストは、自分の変化(成長)を確認するために、期間を空けて2回実施できるようになっています。
(有効期間は原則として1年間です。)
推奨動作環境
- PC:Windows 8.1以降/MacOS 10.13 High Sierra以降
- スマートフォン、タブレット:Android 7.1以降/iOS 11.0以降
回答結果の厳正な管理とプライバシー保護(個人情報の保護と秘密保持)に万全を期しております。
ワークシート(ペーパー版・Web版共通)
RCCの結果をもとにして、さらに今後の就職準備のために自分のすべきことを整理できるようにワークシートをご用意しています。(PDFファイル/無料)
実施後のサポートツールとしてご利用ください。ワークシートのみでは使えません。
- チェックリスト60問それぞれについて、自分はどう考えるかを確認することで、自己理解を深めます。
- ○がつけられなかった項目について、学校での就職ガイダンス、キャリア支援セミナーなどへ参加するというアクションプランを立て、○がつけられるようにしていきます。
ペーパー版は1セット(20部)以上購入の場合、Web版は20名分以上お申込みの場合に、無料でダウンロードしていただけます。(学校等教育機関のみ提供しています。学生の方は学校のキャリアセンター等にお申し出ください。)
ご希望の方はこちらからお申込みください。折り返しIDとパスワードをご連絡いたします。
資料請求
- Web版の構成、画面イメージをご覧いただける資料をご用意しています。
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資料に関するお問い合わせ――
雇用問題研究会 普及促進課 電話 03-5651-7072